難聴理解かるた&難聴児はどんなことで困るのか?(新刊・斡旋図書)
『難聴理解かるた』
(2011.8難聴児支援教材研究会発行 新刊・斡旋図書 1,900円)
このかるたは、難聴児と関わりのある先生方、クラスの友だち、保護者の方々などに、難聴児が学校・家庭生活の中で、どんなときに「きこえない・きこえにくい」のか、そしてそのために困ったり不安を感じているのかを知っていただくために作られました。使い方は「かるたとして」はもちろん、1枚1枚の絵をみながら難聴児がどんなときに困るのか、皆で話し合うなどの「難聴理解授業」の教材としてなど、いろいろな使い方ができます。
絵札の裏には「指文字」とその文字をあらわすものの絵が描かれ、読み札の下には指文字でそのものの名前が指文字とひらがなで書かれていますから、年少児には「指文字かるた」としても使えます。
さらに、読み札の裏には障害理解を図るための解説文が書かれていますので、時間のある時にじっくり読んでいただけると難聴理解が深まると思います。
*1箱1,900円+送料でお送りできます。
*『難聴児はどんなことで困るのか?』とセットで2,200円+送料でお送りできます。


《寄せられた感想から》
①「夏休みの補聴相談に来る子どもたちに使ってみました。軽中度の高校生たちには、絵札から読み札の内容を想像して考えさせてみました。それぞれ自分の“きこえ”を中心に考えるので、内容は千差万別。「A君はぼくとは違うなあ」など、自分のきこえを客観的に振り返る機会にもなって、自己理解・他者理解につながってとてもおもしろかったです。」(聾学校補聴相談担当者)
②「今後、通常学級で学ぶ子どもたちは確実に増えてくるので、学級の先生や友だちなど、周囲に難聴理解を求めていくときの貴重な武器であり、子ども本人にとっては宝物になるに違いありません」(通園施設園長)
③「手話サークルで使ってみました。難聴児の母がこれいいなあ~ってすぐに全部の札に目を通し、うちの子がよくあることだって言ってました。リーダー(手話指導のろう者)は絵札を皆に見せてメンバーに手話を考えさせました。そのあと、リーダーは絵札を手がかりに、自分の経験したことを話し、「こういうことあったなあ」と語ってくれました。「これは難聴者だね」という札もありました。メンバーは絵札と読み札だけではどのような状況かわからないこともあり、解説を読んで「そういうことか~」と納得していました。初めて知ることが結構あったようです。今日は、リーダーはいつもはしないような話をたくさんしてくれました。難聴児の母も補聴器のことなどメンバーに補足説明してくれました。難聴児の母は「こんなかるたや本(「難聴児はどんなことで困るのか?」)ができてほんとによかった」と喜んでいました。」(岐阜県・手話通訳士)
④「軽度・中等度難聴をもつ子どもの保護者(当事者)として、ぜひ参考にさせて頂きたいと思っております。目からうろこの状態です。この教材に出会えたことをとても嬉しく思っております。」(埼玉県・保護者)
⑤「難聴児のキャンプで使用しました。昼は子どもたちとやりました。夜は親たちでやりました。絵札をとりながら、先輩の難聴者やろう者たちに経験を話してもらいました。親の障害理解にもとても役立ちました。」(島根県・難聴児の会指導者)
⑥かるたで遊びながら、聴こえない・聴こえにくい子どもたちのことが理解できるように絵札も読み札も工夫されていて、いろんな遊び方ができるようになっています。指文字かるたもできますし、読み札の裏側には聴覚障害を理解するための解説が具体的に書かれています。このかるたは、インテグレーションして一般の地域の学校に通っている子達の不安や悩みなどから読み札を作ったそうです。補聴器をしていれば「聴こえる」と思われることも多いのですが、補聴器があっても聴こえ方はまちまちで、男性の声(低い声)は聴こえるけど女性の声(高い声)聞きにくいとか、母音は聴こえるけど子音は聞きにくいなど聴こえ方は人それぞれなので、少しでも多くの人に難聴を理解して欲しいということで作られたかるたです。イラストもかわいいですし、かなり丈夫な紙で作られているので繰り返し遊んでも長く遊べそうです。また遊び方は、個々に工夫もできるのでおすすめです♪(あるブログより)
⑦「難聴理解かるた」を参考にして、通級の小中学生で、“自分たちの”難聴理解かるたを作りました。1人で作ったり数人で作ったりして、その子なりの思いを「かるた」に綴り、絵も描きました。絵札はラミネートしたのでなかなか良いものになりました。それを、文化祭のときに、「かるたやさん」として紹介し、お客さんに手作りかるたで遊んでもらいました。小学生は小学生らしく、中学生はその一歩進んだものができました。私たち教師は、その過程を通して、通級生の障害認識に対する意識を再認識することができました。今は、文化祭が終わったところで、出来上がったかるたで遊んだり、さらに作ったりしています。今後、在籍学級での難聴理解授業にも自分の思いを綴った手作りかるたを活用してクラスメイトに思いを伝えようと考えています。(通級担当教員)
『難聴児はどんなことで困るのか?』木島照夫・菅原仙子・岡野敦子編著
(2011.8難聴児支援教材研究会発行 新刊・斡旋図書 A5版72頁700円)
「難聴理解かるた」と共にぜひ読んでいただきたい本です。難聴児・者はどんなときに困るのか?本人の立場や親の立場から語られています。意外と知られていない難聴者のきこえの状態や困り感・悩みがリアリティーをもって語られています。また、長い難聴教育の実践者しか知り得ない難聴児のことば指導のポイントが余すところなく掲載されています。まさに待望の書です。

目次
第1章 難聴の基礎知識
1.難聴とはどんな障害か?
2.補聴器と人工内耳はどう違う?
3.この音、きこえているの?
4.FM補聴システムってなに?
5.難聴を体験してみよう~難聴疑似体験から
6.学級で難聴児にどんな配慮が必要か?
7.学級で「難聴」についてどう説明するか?
8.子ども自身の難聴理解~『難聴理解かるた』を使う
第2章 難聴児・者&親の立場から
1.きこえてないこと、こんなにある!
2.難聴児たちのつぶやき
3.親としてのつらい記憶~私の中の「心のバリア」
4. 聾学校で育つ中等度難聴のわが子
5.「人工内耳のろう者」という「私」
第 3 章 難聴児のこころを育てる
1.子どもが障害に気づくとき
2.「心の根」を育てる~生きる力の根源にあるもの
3.もし、心が折れてしまったら
4.軽・中度難聴と障害認識の難しさ
5.きこえない世界で心は育つ
6.社会(企業)で求められる力とは?
第 4 章 難聴児のことばを育てる
1.日本語の習得はなぜ難しい?
2.書きことばを支える幼児期の言語活動
3.子どもはどのように文字を身につけるか?
4.難聴児はどこでつまずくのか?
5.語彙力・文法力をチェックする
6.就学までに身につけたいことばと知識
7.抽象的思考を育てる~幼児期からのとりくみ
8.書いて伝えることの大切さ~いつでもメモ帳を!
《寄せられた感想から》
①「当事者を中心にまとめられた内容で、社会環境整備にすぐに役立つ待望の書です」(秋田県耳鼻科医)
②「現場の先生方の体験に基づく著作で、時宣を得た立派なものです」(東京都耳鼻科医)
③「なまじっか話せることで、情報が保障されないことが通常学級だけでなく難聴学級でさえあります。この冊子やかるたで一人でも多くの人にわかってもらいたいです。」(前難聴学級担任)
④「特別支援教育コーディネーターとして、通常学校の先生方へ巡回相談等や教育相談、研修支援をする機会が多く、今回の冊子や難聴理解かるたはたいへん貴重です。」(聾学校コーディネーター)
⑤「薄い冊子ながら、部分的にはかなり踏み込んだ核心的なことが書き込んであり、感心しました。これくらいのボリュームが実際にすぐに手にとってもらい、気軽に読んでもらうためには丁度いいのかもしれません。しかし、同時に、文法指導の部分や障害認識の部分は本来はもっとことばを尽くして詳しく説明すれば、より意義深いものになるところでもあると思います。まずはコンパクト本としての使命は果たしつつ、今後、また、より詳しいハンドブックに編集されることを期待します。」(大学教員)
⑥「難聴児を支援する先生方の入門書として、幅広い時間軸を対象に、手際よくまとめておられて、とても良い本だと思います。人事異動に際して、先生方も終始入れ替わり続けているということを背景に考えれば、息長く出版を続けていくとよい本だとも思いました。」(大学病院耳鼻科医)
⑦「『これはいい!』とうなってしまいました。手軽さの割に中身が濃い!です。それからカルタも,情報満載で解説がわかりやすい!良いものができましたね。今の仕事柄,発達障害などの支援に関わることが多いのですが,そちらでも参考にできそうです。」(大学教員)
⑧どんなところで難聴児(そして難聴者)がつらい思いをしているのかがよくわかる。何冊か買って知り合いに配りたい気分(^^; 自分の職場に難聴者が入ってきたらどんなことが出来るんだろうと考えた。「難聴児がどんなことで困るのか」に書かれていた助詞手話記号が興味深い。助詞の使い方を子供たちに教えるために、ろう学校で使われているらしい。(あるブログより)
⑨現役のろう学校の先生、同年代のろう者、ろう者の親による共著で、それぞれの立場におかれた方々の生の声が平易でかつ簡潔に書かれていて、当事者の声が真に伝わってくる内容でした。特に第2章の内容には読み入ってしまいました。文章もに関して、伝えにくい内容についても読んでいて伝わってきますし、似たようなものでも違うことを記すにあたっても、差異が確実に理解できる文章で、よく練られた本だと思いました。良書だと感じ、知り合いにも読んで欲しいと思いました。(読者の方より)
*1冊700円+送料でお送りできます。
*『難聴理解かるた』とセットで2,200円+送料でお送りできます。
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メール soukisien@yahoo.co.jp または、nanchosien@yahoo.co.jp
FAX0480-34-9631(早期支援・木島)または、FAX03-5980-8158(難聴児支援教材研究会事務局)
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